12月7日、いこいの森公園にて冬の自然観察ガイドウォークが開催されました。
講師は、都立野川公園で地域に残る身近な自然の大切さを伝える活動や、
市民と協働による自然環境保全に取り組んでいらっしゃる
パークレンジャーの山田陽子さんです。(山田レンジャー!)

最初はどんぐり探しからはじめました。
いこいの森公園で観察できるどんぐりは全部で6種類。
どんぐりの樹木のふもとや、普段立ち入れない場所にも今回は特別に入り、
落ち葉の中を探します。

どんぐりは色んな生き物たちにとっての大切な食料でもありますが、
ネズミの食料にもなるという解説に、
「ネズミも食べるんだ!」と驚きの声があがりました。
歩き進んでいくと、どんぐりの木の“あかちゃん”が生えていました🌱
根元を見てみると、どんぐりから生えてきているのがわかります。

この日は12月でもきれいな紅葉が楽しめました。
山田レンジャーおすすめの見方は
下から見上げる こと🍁

近くには”公園のクリスマスツリー”と呼ばれるイイギリの木もありました🎄

しげみをぬけると、洋服にはひっつき虫がいっぱい!

今度は、何やら土の山を発見。
この土、実はモグラが穴を掘った跡なんです。
写真を見た子どもたちからは「もふもふしててかわいい~!」と大人気。


軽く土を掘ってみると、モグラのトンネルが出てきました。
手を入れてみると、意外と穴は小さい!


その後は自然観察池に移動し、過去にこの池で発見された二ホンアカガエルについての解説がありました。
都市部では見られる機会が減ってきている貴重な生き物で、
ここに姿を見せたことは、この公園や周りの環境が豊かに保たれてきた証でもあります。

最後は雑木林の中へ。ここにはたくさんの野鳥が飛び交っており、
キツツキの仲間であるコゲラにも出会えました。

そしてこの雑木林には、公園のボランティア「いこいの森を育てる会 雑木林部会」の皆さんが大切にしている、「カブトムシ幼稚園」があります。

土と落ち葉でふかふかになった寝床には、大きく育った幼虫の姿が!
幼虫は人の手でさわるとやけどをしてしまうため、
落ち葉の上に乗せてそっとさわってみます。
※普段は幼虫を取ったり、触ったりせずに、外から見守ってください😊

そして今月、「雑木林部会」の皆さんによる活動も予定されています。
どなたでも参加できますので、ご興味のある方はぜひお越しください!※下記詳細
あっという間に公園を一周です。
参加者の皆さんからは「ここにいる生き物や自然について学びたくなった」
「立ち入り禁止区域にも入れて楽しかった」
といったお声もいただきました。
身近な自然を通して、新たな発見や自然を大切にする気持ちが育まれていれば嬉しく思います。
当日ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!🍂
※雑木林部会による「カブトムシ幼稚園」の活動
2025年12月13日(土)10:00∼12:00頃
幼虫の成長確認や、落ち葉堆肥を作る土づくりを行います。
どなたでも参加可能。ご興味のある方はぜひお越しください!
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