12月21日に、谷戸せせらぎ公園の自由池でかいぼりを実施しました。
池の水を抜いたあとは、いよいよ調査のため生き物の捕獲!
その他、ポイ捨てされたゴミなどの回収と
池に増えすぎていた植物「ガマ」の根っこも部分的に除去しました。
捕獲した生きものたちは、専門のスタッフが種類ごとに仕分けを行います!
仕分けした生きものは、水槽に展示!
さらに、近隣の小学校や保育園の子どもたちに、
見つかった生きものやかいぼりについて、レクチャーを行いました。
子どもたちはみんな解説に夢中になっていました!
今回見つかった生きものは、ギンブナ、モツゴ、メダカといった魚類のほか、
過去に行った調査では見つからなかったトンボ(クロスジギンヤンマ)のヤゴが確認できました。
季節を通して他にも、トンボが多く飛来し生息している可能性があります。
今後が楽しみです!
今回のかいぼりの成果については、
情報をまとめた掲示を谷戸せせらぎ公園内に設置する予定です。お楽しみに!
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かいぼりとは?
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かいぼりとは、日本の伝統的なため池の管理方法のことです。
稲作を終えた秋季から冬季にかけて、池の水を抜いて様々な作業を行います。
農業で使う大切な水を維持することが、一番の目的です。
しかし最近、都市部、公園、神社、お寺などの池では、かいぼりを実施する目的が変わってきています。
生態系や景観の回復のための切り札として行われるようになってきたのです。
詳しくは、こちらをご覧ください!